1998年12月23日(水) オーストラリア ケアンズ 2日目


 ケアンズは小さい街で遊ぶところは限られています。
Cairnsの駅構内
かといって、ダイビングやラフティングを楽しもうとすると結構お金がかかります。 今日は鉄道に乗ってクランダ(Kuranda)まで出かけ、ツアーと同じようなコースを回ることにしました。 ま、結局はツアーとほとんど同じくらいのお金がかかったので、ツアーの方 が得かも知れませんが、ま、個人で行った方が、融通が利き、ハプニングにも見舞われるので楽しいです。

 鉄道の駅は街の端といったところにあります。 駅の向こう側にも街は続いているので、ま、外れというわけでもないでしょう。 この、鉄道の駅というのを豪語で言うと強烈で、ライルワイ・スタイション(Railway Station)となってしまいます。 なんのこっちゃ、という感じです。
車窓の風景

 目指すKurandaは終着駅です。 Kuranda行きの列車は一日3本しかありません。 僕たちは朝9:30発の列車に乗って出発することにしました。 列車はもちろん電車ではなく、機関車です。 長いトンネルにはいるときなどは窓を閉めないといけません。

 列車自体観光色が強く、終始列車や景色についての説明のテープが流れていたり、ウェスタンな感じの音楽が鳴っていたりで、すごく楽しいです。
崖っぷちを走っていくのだ
それに、有名な滝などの観光名所に来ると、それを見るために数分列車が止まったりとなかなか親切です。 また、駅でもないのにホームがあり、そこに降りて見物できるようなところもありました。

 約1時間半程度の列車の旅を終えると、僕らはKurandaへと到着しました。 街自体は小さな街ですべてが観光地です。 大きな土産物の市場もありました。 小物やアボリジニの文化のおみやげもいろいろありました。 カンガルーの○○○○の袋の小物入れもありました。 ひらちゃん達は行きませんでしたが、ここではアボリジニアンダンスなんかも見ることができるようです。
ロープウェイからの景気
他には蝶々を放し飼いにしている施設があったので行ってみました。 結構人なつっこくてそばまで近づくことができます。

 さて、次はSky Railと呼ばれるロープウェイに乗ります。 ロープウェイは片道で27$でした。あと、6$足せばケアンズまでのバスが付いてくるのですが、2$でSun Busと呼ばれる路線バスが通っていることを知っていたのでケチることにしました。 全長が7.5kmもあるむちゃむちゃ長いロープウェイです。 ロープウェイは熱帯雨林を横断する形で進んで行き、景色はなかなか豪快です。 下には熱帯雨林の森が広がっていて、ユーカリなどの木も随所に見受けられます。
バス停がないよぉ
途中に2つ駅があり、途中下車することができます。 そのうちのひとつでは熱帯雨林の木々についてのガイドも付いてくれて、詳しい説明を聞くことができました。

 ロープウェイは長い下り坂を終えた後、終着駅に着き、他の人たちはバスに乗っていきましたが、僕たちはSun Busなる路線バスの停留所を探さなくてはいけません。 しかし、なんと、困ったことに巨大な道路があるだけで、バス停のようなものはさっぱり見つかりません。 近くにあったアボリジニパーク(?)の人にも聞きましたが、バスは通っていないようなことを言われました。 仕方がない、道路沿いに歩いてみるか、それとも線路をたどってみるか。 6$をケチったことに多少後悔しながら、とにかく、うろうろして、ガソリンスタンドを見つけました。 聞いてみたところ、スーパーのところにバス停があることがわかりました。 ひや〜、助かったぁ。 しかし、ひらちゃんの頭の中の路線図にはスーパーなどありませんでした。 世の中、不思議なことが多いものです。

 スーパーはすぐに見つかり、飲み物を調達し、パプアニューギニアの友達に、「もうすぐ行くよ〜ん」と手紙を出しました。 果たして、手紙と僕とどちらが早く着くのでしょうか。 競争です。
線路をたどって帰るか・・・ やっと見つけたガソリンスタンド。ふーっ。

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