AMDはAthlonをアピール
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幕張で開かれたWorld PC Expo99を見物に行って来ました。
この手の博覧会としては、アジア最大規模です。
入場者数は例年30万人を軽く越えるというから、GLAYも真っ青です。
今回は会社の出張ではないので、安くあげるために車での移動となりました。
ま、もともと、あまりビジネスに役立つものはありませんが、個人の費用で行くので会社のことは考えずに、趣味中心で見て回ることが出来ます。
情報も会社に還元する必要もないでしょう。はは。
今回は4人で行く予定をしていましたが、一人腸炎のため欠席で3人での参加となりました。
8日の真夜中に出発し、9日の10時頃ちょうどいい感じで到着しました。
会場はものすごく広いです。
橋から端まで歩くだけでも、10分近くはかかる距離です。
ニューヨークのPC Expoなんて全然比べものになりません。
SamsungはAlphaをアピール
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目玉は、僕的には、CPU陣営の熾烈な戦いでした。
Intel Pentiium III, AMD Athlon, Alpha, MACのPPCですね。
AMDのAthlonが一番人気と見て取れました。
AMDのブースでは、AthlonとPentium IIIとの比較のデモ等が行われていました。
IntelのPentium IIIと条件を同じくするために、600MHzのAthlonを使っての比較テストでした。
同じ動作周波数での優位性をアピールし、さらに、Athlonは650MHzの動作のものまであるんだぞ、というものでした。
アピールの仕方もスマートでわかりやすいものでした。
iBookも大人気
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AMDのブースの向かいでは、SAMSUNGがやはり同様にPentium IIIと比較したAlphaの宣伝をしていました。
Alphaはあまり知られていませんが、なかなか速いCPUです。
3ヶ月ほど前、常温で特殊な冷却装置を使わずに1GHzでの動作を達成し話題を呼んでいました。
不利な点は、Intel互換ではない点です。
Windows NTなどは、Alphaでも動作するのですが、その上で動くソフトがなかなかAlpha版としては提供されていないので普及しません。
ただし、Linux等の上で自分でコンパイルして動かすには問題はなく、CompaqはLinuxを組み込んだAlphaサーバを販売しています。
引き出し型パソコン
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SAMSUNGのブースでは、Softimage(ソフトイマージュ)を使ったIntelとの比較テストを行っていましたが、Softimageの3Dの動画を見せるというのではなく、DOS窓で画像の生成速度の比較をするというもので、非常に地味なものでした。
せっかく性能がいいにも関わらず、宣伝の下手さからほとんど注目を浴びていなかったように思いました。
非常に残念ですね。
ホワイトボードがパソコン画面に!
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Appleも負けじとIntelとのCPUの比較テストを行っていました。
そろそろ、また、CPUのBench mark大会の時代がやってきたのでしょうか。
ひらちゃんの家で一番速いものはCeleron300MHzとK6II-366MHzなのですが、これでも、全然不自由は感じたことはありませんが... ふむ。
さて、本家、Intelはというと、ちゃんとは見なかったのですが、CPUについてはほとんど宣伝をしていませんでした。
その代わりに、奇妙な形のPCを展示していましたが...
NTT DoCoMoの携帯内蔵モバイルPC
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音楽関係では、MP3がデファクトスタンダードにすでになっているような感がありました。
販売の点を考えると認証の機能のないMP3は利用価値がないわけですが、そういった市場とは裏腹に一般市民の間では確実に普及しつつあるといったところでしょうか。
MP3対応のプレイヤーも各社様々なものを展示していました。
10月発売のiBookをさわれるとあって、Appleのブースもすごい賑わいでした。
たくさんの人が並んでいたので、ひらちゃんは触りには行かなかったのですが、iBookは結構大きなものでした。
ちょっと、モバイルというわけにはとてもじゃないけどいきません。
なんと、中身はLibrettoであった
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iMacを買うにはちょっと置き場所がないなぁ、という人が買うにはいいのかも知れませんが、またしても、中途半端という感は否めませんね。
iMacといえば、あの、SotecもたくさんiMacもどきを展示していました。
台湾のどこかのブースでは、デモにiMacもどきを使用している所もありました。
僕的は、こちらも改造がしにくそうで、おもしろくなさそうです。
はじめて引き出し型パソコンというものを見ました。
大昔からあるのは知っているのですが、実際に実物を見るのははじめてでした。
省スペース化の昨今、こういうのもいいかも知れませんね。
1眼レフのデジカメも
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引き出しを開けきったときに、ガタッとなってちょっとびっくりしましたが。(^^;
パソコンのふたを開けっぱなしにしておけば、引き出しを引き出すだけで、メモリの増設とかも出来るのかな、とか考えてしまいます。
それならすごく便利ですよね。
ニューヨークのPC Expoにもあって、なかなか人気を集めていたのですが、ホワイトボードに書いたものが、そのままパソコンの画面に取り込めるという「ホワイトボード革命」が展示されていました。
うーん、書いたものを取り込めるという表現は間違っていますね。
書くと同時に、取り込めますから。
具体的には、ホワイトボードに上側2点にセンサーを取り付けます。
その2点を結んだ線を含む面がパソコン上のホワイトボードに出力できる範囲です。
液晶プロジェクタ勢揃い
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そして、センサーの付いたケースに入ったペンを使用して字を書くと、さっきの二つのセンサーがそれを読みとって、パソコンの画面に出力される仕組みです。
イレイサーも同様で、センサーの付いたやつで消すことになります。
センサーは二つ同時には認識できないようで。ペンを二本重ねて書いたり、誰かが消しているときに、横で書く、といったことは出来ませんでした。
出た、スパイダーマン
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NTT DoCoMoはモバイル関連製品を展示していました。
携帯を内蔵したモバイルパソコンも展示していましたが、なんと、中身はLibrettoでした。
中身が、Librettoなら、Librettoよりでかいのは気に入らないなぁ...
SONYは一眼レフのデジカメを紹介していました。
むちゃむちゃ、大きなカメラの模型を使ってのデモでした。
SONYなので、メモリスティックも使用できるのですが、この大きな模型には、超巨大メモリスティックが内蔵されていて、お姉さんが一生懸命引っぱり出して説明していました。
歩き疲れた友人
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会場の端の方では、ずらーっと並んだ液晶プロジェクタがありました。
持ち運びようと、据え置きように別れていて、すべてのプロジェクタで同じ画面を表示して比較できるようになっていました。
写真では6つ位しか写っていませんが、実際は、もっと大量で豪快でした。
せっかく、これだけ比較できるようになっていたのですが、ひらちゃんには、どれも同じように見えてしまったのが残念でした。
ひらちゃんは、専用のブラウザも作ってもらいました。
ひらちゃんといつも一緒にインターネットを飛び回りたい人は、ぜひご利用ください。
会場は本当に広く、2日見て回ったのですが、それでも、ちょうどくらいでした。
1日ではとてもではないけど周り切れません。
木曜、金曜、と行ったのですが、金曜は会社員風の人が多く、昼過ぎはかなりの混雑でした。
会社から直帰して見学に来ているのでしょうか。
夕方近くになると、かなり減ってしまいました。
たくさん見て回って、疲れた後は、おいしい食事です。
池尻大橋の所にある水餃子屋さんは、とてもおいしいです。
ひらちゃんはよく行きます。
水餃子だけでなく、普通の餃子も、他の一品料理も格別においしいです。
おいしい水餃子
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おいしい餃子
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