タイブルベ ISAN2020 (2020km)
4日目: Nakhon Phanom~Pakkhat
4日目です。3, 4時間くらい寝たのでしょうか。5時頃起きました。
今日はどこまで行くか決めていないので、残しておいたお弁当を食べながら戦略を立てます。
場所 | 距離 |
---|---|
CP9 今 | 937km |
*CP11 ブンカン | 1143km |
CP12 ノンカーイ | 1258km |
CP13 サンコム | 1342km |
*CP14 チェンカン | 1442km |
Ctl Thali | 1503km |
ここは、937km地点で、次のドロップバッグのある大きなCPは1143kmのブンカンです。 距離にして206kmなので、比較的平坦な区間であることを考えると少し短いのです。 まぁ、短くてもいいのですが、明日、CP14まで行きたいので300km走ることになります。 しかも、ノンカーイを過ぎると平坦区間は終わりだ、と聞いているのでその先はできればあまり長距離を走りたくありません。
ノンカーイまで行くことができればいいのですが、321kmあります。 昨日走ったの + 15kmくらいです。 昨日より少し早めの出発とはいえ、到着は深夜になると思われます。 ノンカーイにはホテルはたくさんあるはずなのですが、0時を回って深夜になると、少し不安が残ります。
CP11とCP12の間で休むのがよさそうな気がしてきました。 そういえば、Phenさんにルートを見せた時、ノンカーイの近くでルート上のPakkhatという少し大きな街に実家があると言っていたのを思い出しました。
Agodaで探してみるとちょうどルート上にリゾートホテルがありました。 タイのホテルはお金が振り込まれないと予約が成立しないというところも時々あるので、ネットで予約、支払いが完結するのはこの点で安心です。
ということで、今日の目的地をPakkhatに決めました。 CP11から30km先で、計236kmです。
出発は6時前くらいだったでしょうか。 GPSのデータを見ると5:50に出発したようです。 出たところにHappy New Yearの看板があったので、撮ってみました。
朝早くから川沿いの公園にたくさんの人々が集まっていました。
川の方向からちょうど朝日が昇るのでそれを浴びるのでしょうか。
近くには、大きな手がありました。
と思ったら、蛇でした。ナーガですね。
昨日のムクダハーンにも巨大なのがいましたが、このあたりは多いのでしょうか。
遊んでばかりいて、まだ1kmも進んでいませんが、キューシート通りに進むと、川沿いのサイクリングロードに出ました。
少し明るくなってきました。
トンネルを出たり入ったり、なかなか楽しいです。
しばらく順調に進んでいると、あらら、通せんぼうですよ。
こうなると、通り過ぎるのを待つしかありません。
メコン川と対岸のラオスを眺めながらのんびりと進みます。
ラオスに渡れる橋が出てきました。
この橋を渡るとラオスのターケークに行けるようです。
ラオスはビエンチャンにしか行ったことがないので、また時間のある時にゆっくりと来てみたいものです。
サイクリングロードから外れると、大きな国道に出ました。 かなり大きな道幅の半分を潰して工事しています。 道路を拡幅してるのでしょうか。
土埃が多いのが嫌なのですが、それ以上に、ちょうど進行方向に向かって左側が完全に工事しているので、左側にはお店がありません。 右側にはあるのですが、対向車線を越えた先にあるので、あまり見つけられません。
そう、お腹が空いてきているのです。
しかたなく、非常食として積んである粉飴のジェルを食べます。
しばらく行くと、対向車線にガソリンスタンドがあったので寄りました。 Amazon Cafeがあったので、チャーイェンとおやつを食べます。 食事というよりは、クッキーかケーキのようなものしかなかったのでいまいちでした。
そろそろ、CP10に近づいてきた頃、大きな道路から住宅地の路地裏に入ってきました。
やっと、食堂を見つけたので、さっそくご飯にします。
ナムトックとナムサイとどっちにする?と聞かれて、ナムトック??滝?と、よくわからなかったので、ナムサイと答えました。 これはナムサイです。
さっそく、タイにの日本人ブルベ仲間のグループで聞いてみると、ナムサイは透明なスープで、ナムトックは豚の血スープなのだそうです。 次聞かれたら、ナムトックを食べてみましょう。
キャベツがたくさん生えていました。
そうこうしているうちに、CP10到着です。 CP10は警察署です。
時刻は12:07。 110kmを6時間ちょいくらいなので、ペースは悪くないようです。
タイのブルベでよく出てくる赤いジュースを飲んで、パンをもらいました。
特に何かあるわけではないので、少し休憩して出発します。
すぐに、住宅地から田舎の国道へと出ます。
主要な国道のようで、邪魔に感じる程ではないですが、車の往来は多いです。 しかし、その割には、お店があまりありません。 ガソリンスタンドにもお店がなく補給や休憩のタイミングがありません。
だんだんと疲れてきたので、途中のバス停のようなところで少し仮眠しました。
そのうち、水が全部なくなってヘロヘロしてきました。
野生の象に注意の写真を撮るくらいの余裕はあるのですが、へろへろです。
と、この坂を登った反対車線側にお店が見えました。
救世主です。
冷たい飲み物をたっぷり飲んで、ボトルに補給もしました。
全然お店もなくてヘロヘロですよ、などと話をしていると、あと4kmくらいでいろいろあるよ、とのことでした。 もう、たっぷり飲んだので大丈夫ですが。
そして、しばらく同じような道を走っているとCP11に到着しました。
時刻は17:35。まだ明るい時間です。
ここで休むには少し早いし、かといってあと115km先までいく元気はありません。 少し、先に宿を取って正解だったかも知れません。
ハンコをもらって出てくると、PopさんとNikornさんがいました。 彼らは今夜はここで休んでいくそうです。
自転車にはサドルバッグとか全くなしで走ってるのに、サンダルにまで履き替えていました。 サンダルは6つのドロップバッグにそれぞれ入れてるのでしょうか。
いくら走っても走っても、メコン川とその向こうにはラオスがあります。
ドロップバッグがあるCPなので、ジャージを着替えて、ライトやGPSの電池などを入れ替えます。
受付の時食事件をもらったので、すぐ近くの食堂で夕飯です。 カオマンガイを食べた気がするのですが、疲れていたのか写真がありませんね。
韓国から参加している최형준さんに会いました。
久しぶりにタイ語と英語以外を話すとなんとなくホッとします。 韓国語を喋ってるつもりが、所々タイ語の単語でしたが・・・。 疲れてますね。
さて、あたりも暗くなってきました。 国道に戻り、さっきの続きを進みます。
少しアップダウンはありますが、比較的スムーズです。
のんびりと走ってると、後ろから犬がやって来ました。 タイでは涼しくなると、犬が動き始めます。 どうも自転車が好きなようで、カサカサカサカサとすごい音を立てて追いかけてきます。
最近発見したのは、速く走って逃げると速く追いかけてくるし、ゆっくりだとゆっくり追いかけてくる、ということです。 追い越すことは基本的にないようです。
また、いつものように、適当に飽きたらどっかいくだろう、とそのままのペースで走っていました。 ふと、足下をみると、左右に1匹ずつ、2匹が追いかけてきています。 しかも、すぐ、足下まで来ています。 ペダルはクルクルクルクルクル回しているので、ぶつかりそうです。
と、その瞬間、アウっと足に巻いていたAH2400のアンクルバンドあたりをめがけてかぶりついてきました。
その後、ペダルに当たったのでしょうか。 キャっと言って去って行きました。
足には犬の口のにちゃっとした感覚が残っています。
どうも犬にはよく噛まれるようで、東京でも家の近くで突然テケテケっと歩いてきた犬にズボンの上からかぶりつかれたことがあります。 そのときは、ズボンと足に2つずつ穴が空きました。
今回は、幸い、足も痛くないし、アンクルバンドは取られなかったので不幸中の幸いです。
ところが、後で、宿で見てみると、なんと、靴下が破られていました。 もしかして、あと数cmで危なかったんでしょうか。
いやぁ、恐ろしい。恐ろしい・・・。
すっかり疲れも吹っ飛んで、Pakkhatを目指します。
象の像がありました。
だいぶ開けてきて街の中心に出てきたような感じです。
対向車線側に今夜の宿がありました。 時刻は19:40ごろでしょうか。
部屋はリゾートホテルのコテージです。
この先ほとんど未計画なので、明日の計画を立てます。
次のドロップバッグのあるCP14までは約270kmです。 CP14はリゾートホテルなので、快適な休息が期待できます。 普段なら、ちょうどいい感じの距離だな、と感じるのですが、かなり疲れていたようで、270kmが長い距離であるかのように感じてしまいます。 1つ手前のCP13では170kmで、これだと短すぎる気がします。 そのあとはアップダウンが始まると聞いていたので、おそらく山道で宿のあるような街はないかも知れません。
とりあえず、CP14を目指すことにして、少し早めに出発することにします。
疲れていたのか部屋の写真もないですね。
おやすみなさい。
これを書いていて気付いたのですが、この日はあまり食べてないですね。
4日目: 移動距離: 236km (計:1,173km)