しかし、この飛行機に乗るのがなかなか大変であった。 家を出て駅に着くと、ちょうど電車は出たところであった。 ま、しばらく待って、電車に乗ったのだが、いろいろ計算してみると、微妙に間に合わないっぽい時間なのだ。 飛行機は電車とは違って、1分前に行っても乗せてもらえず、10分前までにゲートに行かなければいけない。 これが、くせ者だ。 結局、途中の駅からタクシーを拾って、時間を短縮した。 ま、電車で行くよりは5分くらい早くついたので、このタイミングとしては上出来だ。 とりあえず、嫁にはタクシー代を払ってもらい、ひらひらはJALのカウンターへ駆け込んだ。
チケットは、ANAではないことがわかっていたので、JALかJASだ。 JASのカウンターはすでに存在しないので、JALに行けばよい。 ということで、JALに行った。 飛行機の時間は差し迫っている。 しかし、JALの人と話をしていても、何か対応がおかしい。 JALの人は伊丹行きだというのだが、僕の記憶では、関空行きだ。 出発時刻は合っている。 しかし、関空行きの飛行機はないという。 そうこう、やりとりをしているうちに、それはJASだと言われた。 すでに、JASのチケットカウンターは閉鎖されている。 今やJASはJALではないのか。
なんと、会社としては統合されていないので、JALのカウンターの中で別々に場所が分かれているというのだ。 ひらひらは慌ててJALのJASを担当するカウンターへと急いだ。 結構距離が離れている。
やっとのことで、聞いてみると、なんと、飛行機はすでに出発したらしい。 なんてことだ。 もともと、超ギリギリなのに、わけのわからないやりとりをしているうちに飛行機が出てしまったというのだ。 なんで、伊丹行きと関空行きが同時に同じ会社から、しかし、別組織から出発するのだ・・・。 しかし、JASはいい会社だ。 なんと、次の飛行機のチケットに交換してくれたのだ。 しかも、時間があるので、ラウンジのチケット付きだ。 なんとも、助かった、という感じだ。 JASはすばらしい。
しかし、いいことばかりではないのだ。 嫁が行方不明になったのだ。 電話をかけても繋がらない。 もしかして、タクシー代が払えずに皿洗いでもしているのか。 あたふたしていると、JASのお姉さんが呼び出しをしてくれた。 呼び出した名前は間違っていたが、ひらひらは無事に嫁と再会を果たした。 JASはすばらしい。
ということで、ラウンジでジュースのみ放題、お菓子食べ放題三昧を堪能した後、無事に帰省することが出来た。 めでたしめでたし。
一年の計は元旦にありと昔から申します。 今年も、「ギリギリセーフ」で生きていきそうです。 よろしく。
「だめですよぉ、イヤだよぉぉ。」by 嫁