次に、隣の大山公園にある堺市の博物館に行こうとした。 ここで、問題が発生した。 なんと、雰囲気がおかしい。 公園がいかにも突貫工事でとってつけたような柵で覆われているのだ。 ぶらぶらしていると、入場ゲートらしきところを発見した。 なんと、公園に入るのに、お金を取ろうというのだ。 なんか、イベントをやっているらしいのだが、そんなことは、こっちにとっては知ったこっちゃない。 博物館は公園の中にあるので、要するに、このイベントにお金を払わなければ、博物館には行けないのだ。 博物館は通常なら200円、イベントは1800円だ。 ぼったくりもいいところだ、堺市。 見損なったので、予定を次に進めた。
次の予定は、「かん袋」というお店で、くるみ餅を食べることだ。 堺の伝統的なお菓子である。 店に入ると、長蛇の列であった。 こんなに人気だとは驚きだ。 くるみ餅にかき氷が乗っているのだが、これがまた、おいしいのだ。 いい感じた。 ちなみに、くるみ餅とは、餅をあんでくるんであるわけで、胡桃が入ってるわけではないので悪しからず。
次にちんちん電車に乗って、住吉大社に行った。 ここでは、たいこ橋をわたることが目的だ。 たいこもちとしては、外せないポイントだ。 橋は、なかなか満足であった。 屋台がいっぱい出ていたので、いか焼きを食べたくなったのだが、まだ、時間が早くやっていなかった。 残念だ。 ちなみに、ここでいういか焼きは、小麦粉に卵を混ぜて薄くのばしたような料理である。
そこから、天王寺に移動して、大音量の青空カラオケを横目に見ながら、新世界をぶらぶらとした。 なかなか、激しい。いい感じだ。 ひらひらは、スマートボールを100円で結構堪能した。 それから、通天閣にも登ってみた。 実は、生まれて初めて登るのかも知れない。 通天閣からの眺めは、東京都庁からの眺めに比べ、極めて人間的なにおいのするものであった。 都庁からの眺めは、ぐちゃぐちゃしてるな、という印象しかないが、通天閣からの眺めは、住宅地や商業地が整然と立ち並んでいるのだ。 そして、東京で見るより、住宅地が広いようにも感じた。 ある意味、東京の方が田舎だと思う所以である。
そろそろ、疲れてきたが、さらに歩き続けて、「わなか」のたこ焼きを堪能した。 あちこちのたこ焼きを食べ歩いたことがあるが、やはり、ここのが一番おいしい。 心斎橋をぶらぶらし、グリコやかに道楽などを一通り眺め、あ、くいだおれ見ぇへんかった...。 アメ村をぶらぶらして、帰路についた。 ふーむ、よく歩いた歩いた。
大阪もはなれた視点から見ると、また、再発見もいっぱいあるものだ。
なかなかおもしろい。