盗んだ犯人の目星はだいたいついている。 しかも、身代金を要求されているので、取り返すには、2500円かいくらかを払わなければいけない。 ここで、的確な判断が必要になる。 身代金を支払って自転車を取り返すべきかどうか。 ひらちゃんのストーカーなら、すでに気づいているだろう。 そう、この自転車は2000円で買ったのだ。 それを取り返すために、2500円は支払えない。 しかも、ここは、東京だ。 値切り交渉も通用しないだろう。
非常に残念だが、思い出を胸にしまったまま、忘れることにした。
まだまだ、十分走るので、放置自転車回収の方々には、決して捨てずに大切に使っていただきたい。