8/11(水)
★鳥取
昨日の話だが、鳥取に行って来た。 せっかくの休み、雨降りの所ですごすのが嫌だったので、晴れているというので行ったのである。
無料大駐車場入口
実際行ってみると、まあ、一応晴れてはいるが、という感じであった。 鳥取砂丘に行ってみようと、その方面に向かっていると、「砂丘センター入口 無料大駐車場入口」という大きな看板があった。 横には砂丘へ直行と書いてあったりする。 一昨年自転車で来たときには見なかったな、と思いつつも、無料というのでここに止めることにした。 ロープウェイの乗り場があり、奥にむっちゃむちゃでかい駐車場がある。 そこに車を止めて、砂丘に向かうことにした。

この砂丘へ向かう道がまたひどい。 これでは、まるで、ジャングルだ。 人が通った様子はあまりない。
砂丘へ直行する道
山道をひたすら歩くと、途中で分かれ道があった。 しかし、砂丘へはどちらへ行けばよいかは書かれていない。 ま、適当に進むことにした。 なんと、30分くらい山道を歩いて、ようやく、砂丘に到着した。 長い道のりであった。 しかも、出たところは、砂丘のすぐそばの県営の無料駐車場であった。 いけてなさすぎ・・・。

砂丘自体は素晴らしいところであった。 靴を脱ぎ靴下を脱ぎ、砂に素足を絡めながら歩いてみる。 なんとも、気持ちのいいものだ。 ずっと歩いて、一番大きな丘を登ると、ちょっとした崖になっていてそこからは、海が見渡せる。 砂漠と海との絶妙なコンビネーションである。

さて、ここまではよかったのであるが、帰りが大変であった。 もと来たジャングルを帰るのであるが、途中からどうも見慣れない景色のような気がしてきた。 反対から歩いてるからそんな気がするのかな、と思いつつ歩いていると、どんどん道が狭くなっている。
ここは本当に日本か
うっそうと草が生い茂っているのである。 草と草の間はいたるところ、クモの巣で覆い尽くされており、いつの間にか体はクモの巣でいっぱいだ。 しかも、よく見るといたる所にあるクモの巣には大きなクモが軒を構えており、小さな虫たちもいっぱい絡まっている。 ひらちゃんは、怖くなった。 しかし、もう、後戻りは出来そうにもないので、進むしかないのだが、このクモの巣地獄を突っ切る勇気はない。 とりあえず、棒っ切れでクモの巣を破壊しながら進むことにした。 クモさんごめんなさい。

そうこうしているうちに、道はさらに狭くなり、クモの数は増していく一方である。 それに、日もだんだんかげってきた。 このままでは遭難の可能性がある。 とにかく、日のあるうちにこの森の抜けるところまで行かなければならない。

どのくらい歩いただろうか、1時間半くらいは彷徨っただろうか、突如、視界が開け、なんとか無事公園のような所に脱出することが出来た。 水をまいているおじさんがいたので、ここはどこかと尋ねてみたが、とんちんかんな答えしか返ってこなかった。 無料大駐車場も知らないようだ。 とりあえず、交番の場所を教えてもらい、交番で聞いてみることにした。 ここからが、また、遠いのである。 教えられた道の通りに行くと、なんと、砂丘の入り口に戻ってきてしまった。 一体なんだったんだという感じである。 もう、何があっても、あの山道にはいるのは嫌だ。 そう思いつつ、さらに交番へと足をのばす。

しばらく歩いて、ついに、交番を発見した。 これで、なんとか無料大駐車場の場所が聞ける〜。 と、安心したのもつかの間、なんと、ふと見上げると、そこには懐かしい「無料大駐車場」の文字があった。 まったくもってしてやられっぱなしである。

かくして交番で尋ねることもなく、無事に車にたどり着くことが出来たのであった。

帰りは、以前自転車で来た道を逆にたどってみた。 ものすごく懐かしかった。 ここでご飯を食べたなぁとか、ここから電話をしたなぁ、とか、逆にたどっているにも関わらず、記憶は鮮明によみがえってくるのである。

こうして、なんとか、大雨の大阪に帰ってきたのであった。 めでたしめでたし。


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